借金返済が困難なとき借金を整理するやり方

借入の利息を確認する

借金の返済が困難になった場合、まず第一にしなければいけないことは『借金の詳細を把握する』ということです。

・借入件数
・借入総額
・債権者の社名
・1社ごとの借入残高
・1社ごとの契約金額
・1社ごとの金利
・返済状況

多重債務の状態にある方の中には、数社でお金を回す自転車操業の状態にあるケースも少なくありません。
ほとんどの方はそれで上手く返済できているを錯覚しているようですが、借金を返済するために借金をするわけですから、全く返済できていないだけでなく、利息の分だけ借金は増えています。
自転車操業の状態になると雪だるま式に少しずつ借金が増え、最終的には全ての借入先から限度額いっぱいの借り入れとなり、それ以上他社からの借り入れができなくない状態になります。
これは断言できます。
自転車操業を続けていると、かなり高い確率で破綻します。

[例]
50万円の借入、金利18%のA社の返済のために、B社から1万円借入をする。
A社に1万円入金するも、利息に7,397円支払われ、元本に2,903円返済される。
金利18%のB社から借入した1万円にも1ヶ月で147円の利息が付くため、A社に2,903円返済するために10,147円遣ったことになる。

借金を返済する際には、必ず利息にいくら入金になるのか、元本への返済はいくら入金できたのか確認するようにしましょう。
自転車操業の状態が借金を増やしていることも、よく分かりますね。

消費者金融の借金

一般的に消費者金融からの借入は、金利が高く設定されています。
50万円の借り入れで比較すると、銀行のカードローンの金利が12~15%程度であるのに対し消費者金融の金利のほとんどが17~18%となっています。
借入金額によって金利は変動しますが、消費者金融に比べて銀行のカードローンの金利が低いのは同様です。

ですから、消費者金融、銀行、クレジットカードのキャッシングなど、バラバラの借入で多重債務となっている場合、余裕があれば先に金利の高い消費者金融の借入を完済できるような比重で返済をすると良いですね。
金利が高いということは、支払う利息が高額になるということです。
短期間で返済を終えることで、支払利息をタイトにすることができます。

また、数社の消費者金融から借入をしている場合、借金を1社にまとめて高額な借入にすることで、低い金利の商品を利用することが可能となる場合があります。
高額な借入ほど金利は低く設定されていますし、1社にまとめることで把握しやすいという利点もあり、審査に通ることができれば返済は楽になるでしょう。
まずは消費者金融で相談をしてみましょう。
「借金を1本化したい」という形で相談すると良いですね。
相談する消費者金融は、それまで良い状況で取引している会社が良いでしょう。
返済の遅れやトラブルがあったところでは、審査に通りにくくなることが考えられます。

借金返済から解放される方法

しかし中には、既に借金を返済できない状況の方もいるでしょう。
病気やケガで仕事ができず収入がない場合や、自転車操業で借金を増やしてお金が回らなくなった場合。
或いは、長期間に渡って返済を滞納している場合など。
このようなケースでは、借金を一本化しても返済は困難でしょうし、返済不能の状態だと言えますね。

上記のようなケースで返済不能であることが裁判所に認められれば、借金を免責してもらうことができ、返済の必要は一切なくなる方法があります。
それは、『自己破産』です。
自己破産をすれば、一切返済は必要なくなります。
ただし、返済不能であることが認められなければ認可はされません。
また、20万円以上の価値のある財産や99万円以上の現金は回収されてしまいますので、家や土地、自動車や生命保険の解約払戻金などは回収されてしまいます。
ただし、必要最低限の家財道具などは手元に残すことができますし、自己破産をしたことで「賃貸住宅を借りられない」ということもありません。
自己破産をすることに抵抗を感じる方は多いでしょう。
しかし自己破産は、生活の再生を図るためのひとつの方法です。
全ての借金から解放されることができ、人生をやり直す大きなキッカケとなるでしょう。
ただし、自己破産から10年間は、借金やクレジットカードの利用などはできません。

自己破産以外の債務整理

借金の返済は困難だけれど、まだどうにか返済能力は多少ある。
このような方には自己破産は不向きですね。
債務整理には、自己破産以外にもいくつかの種類があります。

任意整理

裁判所が介入せずに、債権者と債務者の交渉で合意すれば和解成立となります。
全ての債権者を対象にする必要はなく、選択した債権者だけを整理することが可能です。
和解成立すれば利息がカットされ、元本のみの返済を3~5年で行うことになります。

特定調停

内容は任意整理と同様で、和解が成立すれば利息がカットされ、元本のみを3~5年で返済することになります。
任意整理との違いは、特定調停は裁判所が介入して行われる手続きであるという点です。

個人再生

個人再生は裁判所が介入し、調停で債権者との交渉が行われます。
債権者が債務者の再生計画に合意し、裁判所も認可した場合、借金の元本が減額されるため返済は非常に楽になります。
減額された元本は、3~5年で返済しなければいけません。

任意整理も特定調停も個人再生も、認可後に決められた金額を返済しなければいけませんので、ある程度の返済能力がなければいけません。
毎月安定した収入があり、確実に返済できることが条件の一つとなっています。

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