借金返済が困難になったら自己破産するしかないの?

借金が免責される自己破産

自己破産のイメージを聞くと、多くの方が「財産を全部取られてしまう」と答えます。
また、「選挙権が失くなる」や「失業する」などというイメージをお持ちの方もいるようです。

自己破産が認可されると、自己破産者の借金は全て免責されます。
つまり借金に関しては、返済の必要がなくなるということです。
勘違いしている方が多いようですが、滞納している税金は借金ではありませんので免責にはなりません。

また、自己破産者の財産は確かに回収されてしまいますが、「自転車も持って行かれる」「子どものオモチャまで取られる」などということはありません。
基本的には20万円を超える価値のあるものと99万円を超える現金は回収されますが、それ以外のものが回収されることはありません。
さらに20万円を超える価値があるものでも、『どうしても仕事に自動車が必要だ』という場合などは例外が認められるケースもあります。
回収された資産に関しては、換価処分をして債権者に配当されます。
借金の返済ができない代わりにせめてもの配当・・・というわけです。
ですから価値の低いものやお金に換えられないものを回収しても、しょうがないということですね。

多重債務者の借金返済

多重債務の状態になると、何社もの借金をそれぞれの返済日に返済しなければいけません。
返済金額にもよりますが、返済が重なると返済すること自体が大きな負担になることもあるでしょう。
最悪のケースでは、借金の返済のために借金をしてお金を作るという場合もあるようです。
数社の貸金業者の中でお金を回して、一見借金を返済できている錯覚を起こしてしまいますが、借金をするために借金をする自転車操業は借金を増やすばかりで返済は一切できていません。

[例]
金利18%・30万円のA社の借入の返済1万5千円を、金利18%B社から借り入れした場合。

30万円×18%÷365日×30日=A社の1ヶ月の利息4,438円
返済金額1万5千円-利息4,438円=元金入金額10,562円
B社からの借入1万5千円×18%÷365日×30日=B社の1ヶ月分の利息221円
B社からの借入1万5千円+B社の1ヶ月分の利息221円=15,221円

上記の計算式でお分かりいただけますように、A社の借金(元本)10,562円を返済するために、B社から15,221円借りたということになります。
確かに督促を受けないようにお金を回すことは可能ですが、この方法では借金が減らないばかりでなく借金が増えることになってしまいます。
このような自転車操業を行わなければ返済入金ができないという場合は、自力で返済することが困難であるという判断が必要です。

債務整理をするという選択

上記のような自転車操業の状態になった場合には、債務整理をすることを検討しましょう。
『債務整理=自己破産』と思っている方がいらっしゃるようですが、そうではありません。
自己破産は債務整理の中の1つですが、債務整理には自己破産以外にも3つの方法があります。

任意整理、特定調停、個人再生、この3つの制度は自己破産のように借金がゼロになることはありませんが、財産を回収されることもありません。
任意整理と特定調停では、利息をカットし元金だけの返済を3~5年で行います。
また個人再生では、さらに元本を減額し3~5年で返済します。
ですから、任意整理、特定調停、個人再生の場合は、安定した収入があり、ある程度の返済能力がなければ申し立てを行うことはできません。

「債務整理をしたらお終いだ・・」「債務整理をするくらいなら死んだ方がマシだ・・」などと言う方がいるようですが、そんなことはありません。
債務整理は借金の返済が困難になった方が、生活を立て直し、人生を再生するために行うものです。
『お終い』でも『死んだ方がマシ』でもなく、やり直すためのキッカケだということを覚えておいてください。

弁護士に相談!

上記で説明したように自己破産以外にも債務整理の方法はありますので、借金の返済が困難な場合は自分に合った方法で債務整理することをお勧めします。
債務整理をする際には、弁護士などの法律の専門家に相談すると良いですね。
弁護士の中には借金問題を専門に行っている方がいますので、そういった弁護士を探すことから始めましょう。
ほとんどの法律事務所では無料相談を設けていますので、まずは専門家の意見を聴くために相談だけでもしてみてください。
多くの方が債務整理で生活を立て直し、「やって良かった!」という感想を持っています。
また、費用に関しては心配要りません。
多くの方が債務整理をしているということは、多くの借金で悩む方にも支払うことができているということです。

今の借金苦の状態から抜け出すための第一歩!
まずは問い合わせの電話をしてください。
きっと、「やって良かった!」と思う結果が待っていますよ。

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