借金返済・・・パチンコで作った借金

消費者金融からパチンコ屋へ直行

パチンコを遊びでやっている分には、何の問題もありません。
しかし借金してまでパチンコをやるようになった場合、それは普通ではありません。
『お金がないのにパチンコをやる』
消費者金融のATMでお金の借り入れをして、そのままパチンコをやるということは、借金でパチンコをやるということです。
そこにはどんな心理が働くのでしょう。

・負けた分を取り戻したい
・資金さえあれば勝てる気がする
・大当たりさせてスッキリしたい

そうです、勝ちたいという思いだけで借金をしてまでパチンコをやるのです。
しかし、パチンコには勝つときもあれば負けるときもあります。
思い通りにならないからこそ、どんどんハマってしまうのでしょう。

限度額の勘違い

パチンコで借金をする人に限らず、限度額に関する勘違いは債務者の多くの方が持っています。
消費者金融の借入や銀行のカードローンなどには、『利用限度額』というものが設定されています。
この限度額の中で自由に借り入れをすることができ、月に1度の利息の支払いと返済をしていれば、限度額内で何度でも借り入れすることができます。
借り入れも返済もATMでカードで行うことができ、銀行の預貯金とよく似ていることもあって、『自由に使えるお金』という印象を持つ方が多いでしょう。
ですから多くの方が限度額を『使えるお金』という風に勘違いをしており、『借金』だと捉えている方は少ないようです。
ここが限度額の落とし穴なのです。
“手軽に使える”という印象は、利用者が簡単に借金をするということに繋がっています。
借金を借金と感じないということは、とても危険なことです。
そして借金であるにも関わらず自分のお金のように使ってしまうということは、地に足が付かないような落ち着かない状態を作り出してしまい、依存症の状態に陥りやすくなるのです。

ギャンブル依存症の正体

借金をしてまでパチンコをやってしまう状態は、既にギャンブル依存症の状態です。
ギャンブル依存症を生む背景には、借金をしやすい状況があるということが原因の一つになっていると言えるでしょう。

ギャンブル依存症の方は常にギャンブルをしたいと考えており、ギャンブルに行けないとなると落ち着きがなくなり集中力も低下します。
ほかのことへの興味は薄れ、ギャンブルから離そうとすると離脱症状のようにイライラや発汗、喉の渇きなどの症状が現れる場合があります。
仕事中も家でも、とにかくギャンブルのことを考えてしまいます。
場合によっては、ギャンブルをやりたいために友だち関係も希薄になったり、人付き合いをしなくなることもあります。

パチンコの場合、連チャンで大当たりを体験すると、脳内でドーパミンが大量分泌されて、それが楽しいこととしてインプットされてしまいます。
すると、脳は再びその快感を体感しいため、再度パチンコ屋を訪れるようになります。
しかし今度は負けたとなると、次はこの負けを取り返したくなるのです。
人間は無意識の中で、“何かを獲得すること”よりも、“獲得したものを失いたくない”ということを重視します。
パチンコで負けるということは、まさに“獲得したものを失う”ということです。
だから失ったお金を取り戻すために、パチンコにのめり込んでいくのです。

ギャンブル依存症は、『勝つ』ということと『負ける』ということをランダムに経験することで発症する一種の病気です。
きちんとした治療をしなければ、治すことは難しいでしょう。

返済できない借金は債務整理をしましょう

パチンコで作った借金は、多くの場合、非常に多額になってしまいます。
しかしギャンブル依存症の状態にある場合、パチンコを辞めることができずにさらに借金を増やし、返済に行き詰る方が増えています。
返済できない借金は、債務整理をすることで返済を楽にすることもできますし、自己破産をすれば借金をゼロにすることもできます。

しかし一時的に借金を整理したとしても、ギャンブル依存症が治っていなければ何の解決にもなりません。
最悪の場合、債務整理で借金を整理して信用情報機関に事故情報が登録され、情報が消されるまでは借金をすることができないため、闇金に手を出したり、遊ぶ金欲しさに引ったくりやコンビニ強盗を働いたという実例もあります。
重要なのはギャンブル依存症を治療することです。
ギャンブル依存症は、『意思の弱さ』でも『自覚の無さ』でもありません。
もしもご家族の方が気付いている場合には、病気だということを認識して下さい。
責めたり怒ったりすることで解決する問題ではないということ、逆に症状を悪化させることがあるということを理解して下さい。
治療では、本人にギャンブル依存症であることを自覚させることから始まります。
さらにギャンブルから離れたときの離脱症状を安定させるために、投薬治療を行う場合もあるでしょう。
二度とパチンコで借金をすることがないよう、精神科や心療内科を受診してギャンブル依存症を克服する必要があります。

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