奨学金を滞納したらどうなる?

奨学金を滞納したらどうなる?

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2017.06.19

奨学金の返済

奨学金の返済

奨学金は、済的理由で進学することが困難な学生に対して、学費や生活費の貸与(または給付)をする制度です。

日本学生支援機構では、無利息の“第一種”と利息上限3%の“第二種”があります。
第一種奨学金では貸与額や採用基準が定められており、四年制大学か短大・専門学校か、自宅生か一人暮らしかなどの条件で異なります。
第二種奨学金の場合は、貸与額は希望月額を選択することができます。

奨学金は借りた金額で月々の返済額と返済期間が決められます。
借入額が大きければ返済期間は長くなりますし、月々の返済額も大きくなります。

例えば、四年制大学で4年間借入した場合には、月々の返済が13,000円~26,000円程度、返済期間は14~20年間程度です。

『所得連動返還制度』では、卒業後の収入に応じて返済額を少なくすることができ、低所得者の負担を軽くすることができます。
また、逆に余裕がある場合には、繰り上げ返済をすることもできます。

1ヶ月滞納した場合

1ヶ月滞納した場合

奨学金の返済は、卒業して半年後に始まります。
日本の大学の場合は3月に卒業しますので、10月から返済がスタートします。

奨学金の契約をするときには、“自分がどれくらいの給料をもらえるか”など分かるはずもありません。
しかし、いくらの給料であっても、決められた金額の返済をしなければいけません。
どうしても返済が負担になる場合は、『所得連動返還制度』を利用すると良いですね。

しかし中には、「入社してみたらブラック企業だった!」「会社が倒産した」「人間関係が上手くいかない」「やりたかった仕事ができない」などの理由で会社を辞めてしまう場合もあるでしょう。
失業をすると収入が途絶えます。
そうなると奨学金の返済は極めて困難になるでしょう。

奨学金を1ヶ月滞納した場合

奨学金も、ある意味『借金』であることには変わりありません。
借りたお金を返すわけですから、借金の返済ということになります。

何らかの理由で返済が滞納した場合、ローンやクレジットカードと同じように、督促の電話が来ます。
支払う意思を示せば、翌月の引き落とし日に2回分の返済額が引き落とされます。
1回の滞納では延滞料金を取られることはありません。

ここで「返済できない」ということになると、保証人や連帯保証人に請求が行く場合もあります。
奨学金の借り入れには必ず保証人と連帯保証人を立てる必要があり、いずれも親族を指定しています。
ですから、お父さんが連帯保証人になっている場合にはお父さんに請求が行きますし、おじさんやおじいさんが保証人になっている場合にはそちらに請求が行きます。

親族間でのトラブルにもなり兼ねませんので、万が一、保証人や連帯保証人に請求が行くような事態になった場合には、必ず前以て連絡をするようにしましょう。
ただし、1ヶ月の滞納では本人が返済の意思を示せば、保証人や連帯保証人に連絡が行くことはないでしょう。

3ヶ月滞納した場合

3ヶ月滞納した場合

奨学金は2ヶ月滞納すると、年利5%で延滞金を取られてしまいます。
そして3回分の返済額+延滞金が引き落とされます。

しかし滞納が3ヶ月になると、信用情報機関に事故情報として登録されてしまいます。
『滞納』で登録された場合、完済から5年間は信用情報機関の登録が消されることはありませんので、奨学金の場合は長期に渡って登録が残る可能性があります。

信用情報機関に事故情報が登録されていると、クレジットカードやローンの利用ができず、お金の借り入れもできません。
ですから、住宅ローンや自動車ローンの利用や、子どものための教育ローンなどの利用もできなくなってしまいます。

奨学金は学ぶための学費や学生生活を送るために借り入れをする、言わば“支援”です。
ですからつい勘違いをしてしまいがちですが、奨学金を甘く見てはいけません。
奨学金も借金であることを自覚し、『借りたお金は返す』という基本的なことを忘れてはいけません。

返済が遅れるときには電話を

返済が遅れるときには電話を

誰でも経済的にピンチの状態になることはあります。
ですから、もしも「返済できない」というときには、必ず電話でその旨を伝えましょう。

状況によっては一時的に返済を休止することもできますし、返済期間を長くして返済額を減額することもできます。
いずれも返済総額が減るわけではありませんが、負担にならないように返済を続けることが可能となるでしょう。

また、うっかり返済を忘れて督促の電話をもらった場合には、真摯な対応を心掛け、返済の意思を伝えましょう。
大切なことは“放置しない”ということです。
状況が変わった場合には、相談をすることで打開策を提案してもらえる場合もありますので、自分の判断で放置するようなことはしないで、必ず連絡を入れましょう。

保証人への返済請求

保証人への返済請求

4ヶ月滞納が続くと、日本学生支援機構から民間の債権回収会社に回収業務が委託されます。
民間の債権回収会社からの督促は続き、同時に連帯保証人と保証人にも督促通知が送付されます。

それでも返済されないまま9ヶ月滞納すると、財産の差し押さえが強制執行されます。

奨学金は借入金額が大きいため、滞納が続くと延滞料金も嵩んできます。
多額な延滞料金を支払うことも負担になり、元本がなかなか減らない状況に陥ってしまうでしょう。

そうなると返済が困難で苦痛になり、生活にも支障が出る場合があります。
奨学金は親族が連帯保証人になっているため、親子で自己破産を余儀なくされる場合もあります。

奨学金は進学や生活環境を整えるために遣うことができる、非常に有効な貸付制度です。
しかし無理のない計画で利用しなければ、社会人になった途端に返済で苦しむことにもなり兼ねません。

現在、奨学金の返済を滞納している場合には、日本学生支援機構に電話をして相談をするか、或いは弁護士に相談をして債務整理を検討しましょう。


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