個人の借金でも契約書を作成するべき

個人の借金でも契約書を作成するべき

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2017.06.19

契約書の効力

契約書の効力

お金の貸し借りは、往々にしてトラブルに発展しやすいものです。
ですからトラブルを回避するためにも、漠然とした口約束ではなく書面でお金の貸し借りを証明することができる契約書を作成することが重要です。

書面になっていなければ、「借りたお金はもっと小さい金額だった!」「お金がないから返せない」などという主張に煩わされることもあるかもしれませんし、最悪の場合はお金を返してもらえないこと考えられます。
また逆に、「もっと大きな金額を貸した!」と貸主が主張することもあるかもしれません。
ですから、お金の貸し借りをするときには、必ず契約書を作成して下さい。

契約書を作成して、“借金の金額”“返済期限”“返済方法”“借金をした日付け”“貸主の氏名”“借り主の氏名”を明記しそれぞれの署名捺印をするだけで、お金の貸し借りがあったことを証明することができます。
また、返済方法や返済期限がきちんと決まっていれば貸主も安心できますし、万が一返済が遅れている場合でも催促をするタイミングを迷う必要がなくなります。

上記のようにお互いの間でお金の貸し借りがあることを証明するためには、私文書でも十分かもしれませんね。
しかし私文書の契約書には、法的効力はありません。
ですからもしも借金が返済されなかった場合に、私文書の契約書では借主の財産差し押さえをして強制的に借金を回収することはできません。

法的効力を持つためには、契約書を公正証書として公証人に作成してもらう必要があります。
費用は掛かりますが、裁判になった際には証拠としての効力もありますので、きちんとした契約を交わすのであれば公正証書にすることをお勧めします。

借金の契約書の書き方

借金の契約書の書き方

では、借金の契約書はどのように書いたら良いのでしょうか。

借金の契約書に必要な項目

・表題。借金の契約書であることが分かるように『借用書』『金銭消費貸借契約書』などと記入します。
・金額。借金の金額を記入します。頭に『金』と記入し『一は壱』『二は弐』『三は参』『十は拾』『万は萬』と表記します。
・返済期日。返済期日を取り決め、『〇年○月○日』と明記します。
・返済利息。利率を記入します。無利息の場合は無利息であることが分かるように記入します。
・返済方法。『口座振り込み』や『貸主宅へ持参』など、具体的に返済方法を記入します。
・金銭の受領を示す文言。『確かに金○○萬円を受領いたしました』のように受領したことを明記します。
・借用した日付け。金銭の受領をした日付けを明記します。
・借主の氏名と住所、押印。
・貸主の氏名

*金額を難しい漢字で表記するのは、桁の改ざんや数字の書き換えなどと防ぐためです。

また、メモ書きのような形で金額と借主貸主の氏名と日付け程度の契約書では契約書として不備があるため、正式な契約書とは言えません。

借金の契約書の雛形

借金の契約書の雛形

借金の契約書を作成する際、雛形を参考にすることができれば作成しやすいでしょう。
行政書士や司法書士のHPで公開していますので、参考にしてください。

記入する項目は上記の9項目となりますが、雛形を見ればどこにどの項目を記入すれば良いのか参考にすることができますし、安心して作成することができますね。
いくつかの雛形を検索して、ご自分に合ったものを参考にすると良いでしょう。

印紙は必要ないのか

印紙は必要ないのか

お互いに確認することを目的としたメモ書き程度の借用書であれば、印紙は必要ありません。
しかし法的効力を持つ公正証書の借金の契約書の場合は、印紙を貼る必要があります。
印紙の金額は借金の金額によって異なり、下記の通りです。

1万円未満・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・非課税
10万円以下・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・200円
10万円を超えて50万円以下・・・・・・400円
50万円を超えて100万円以下・・・・・1千円
100万円を超えて500万円以下・・・・2千円
500万円を超えて1千万円以下・・・・1万円
1千万円を超えて5千万円以下・・・・2万円
5千万円を超えて1億円以下・・・・・・6万円
1億円を超えて5億円以下・・・・・・・10万円
5億円を超えて10億円以下・・・・・・20万円
10億円を超えて50億円以下・・・・・40万円
50億円を超えた金額・・・・・・・・・・・60万円
契約金額の無記載・・・・・・・・・・・・・・200円

親子間の借金でも契約書は必要か

親子間の借金でも契約書は必要か

親子間でお金の貸し借りをした場合でも、契約書を交わす必要はあるのでしょうか。
その判断はご本人がするべきですが、お金のトラブルは関係が近ければ近いほど多発する傾向にあります。
ですから親子間も含めて、個人のお金の貸し借りでは契約書を作成することをお勧めします。

不思議なもので、お金を借りるときには借主が「お願いだから貸してほしい」とお願いしますが、返してもらうときには「頼むから返してくれ」と貸主がお願いします。
そして個人間のお金の貸し借りでは「貸してほしい」と言うよりも「返してほしい」と言う方がハードルが高くなります。
心理的なものでしょうが、「返してほしい」と催促することが、まるで悪いことをするかのような気持ちになってしまうのです。

しかし、貸したお金を返してもらうのは当たり前です。
契約書があれば、いつまでに返済してもらえるのか、どうやって返済するのかなどが明確に記されていますので、万が一返済が遅れた場合でも催促がしやすくなります。

そうなると、今度は『契約書を書くことを親には言いにくい』というハードルが現れますね。
「信用していないのか!」「ちゃんと返すと言っているだろう!」と気分を害してしまうかもしれません。

しかしお金の貸し借りをするのですから、そこで契約書を作成するのは当然のことです。
「借金の契約書を作成するから、署名捺印してくれる?」とサラッと言ったほうが良いですね。
もしも応じなかった場合貸さない、というくらいの気持ちを持った方が良いでしょう。
ですからお金は契約書を作成するまでは渡さないことです。

親子間でのお金のトラブルは、ほとんどの場合で温度差があります。
「親子だもの、そんな固いことは言わないで」と一方が感じていても、もう一方は「親子でもお金のことはきちんとしたい」と感じていれば、トラブルになるのも頷けます。
だからこそ契約書を作成することが必要なのです。

近い関係だからこそ、お金の貸し借りには契約書を作成しましょう。


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