任意整理をしたら毎月の支払いはいくらになる?

債務整理のうち、最もよく利用されるのが任意整理です。
自己破産をすれば借金はゼロにできますが、デメリットもとても大きいので、利用する人はそれほど多くはありません。

債務整理をすることで「借金をどのくらい減らせるのか」、「毎月の支払いはいくらになるのか」ということは、弁護士や司法書士に相談をしてみないとわかりません。
なぜなら、ケースバイケースで対応が変わってくるからです。

認定を受けた司法書士なら、140万円以下の借金の任意整理ができます。

よく誤解がされていますが、借金の総額が140万円というのではありません。
個別の借金が140万円以下なら、司法書士でも対応できます。

例えば、4社から借りていて、80万円、100万円、120万円、130万円の、合計430万円の借金があるというケースなら、1社あたりの借金は140万円以下なので、司法書士でも代理人となって交渉ができます。

任意整理をすると、遅延損害金と将来利息をゼロにすることができます。
どのくらい負担を減らせるかということは、借入条件などにもよるので、ケースバイケースです。

例えば、金利が3.0%の自動車ローンなら、金利をゼロにしてもらったところで、それほど大きくは負担を減らせません。
クレジットカードのキャッシング枠や消費者金融からの借入については、金利が18%となっていることが多いので、大きなメリットがあるでしょう。
銀行カードローンは金利が低めになっていますが、それでも自動車ローンなどと比べると金利は高めなので、大きなメリットが出る可能性があります。

例えば、3社からそれぞれ50万円、100万円、150万円を借りていたとします。
計算を簡単にするため、金利はすべて15%であると仮定します。合計で300万円の借金であり、そのままでは大きな利息がかかってしまいます。

金利15%、合計300万円の借金を、毎月5万円ずつ返済していった場合、完済までは9年4ヶ月かかり、支払い総額は5,579,712円になります。およそ280万円の利息がかかってしまうということです。

任意整理をして金利をゼロにしてもらえば、およそ280万円を減額できるということになります。
弁護士費用は、着手金10万円、成功報酬が10%などとなっているので、弁護士費用を差し引いても大きなメリットがあります。

このように、高い金利で借りている場合には、借金を大きく減額できます。

このケースで、利息をすべてゼロにしてもらって、5年で返済をしていく計画を立てたとします。
すると、毎月の支払い金額は5万円になります。毎月の支払い金額は変わっていませんが、返済期間を5年まで短縮できています。

任意整理をした場合、残った借金は3年で完済をするという計画を立てることが多いですが、返済期間を5年以上に設定することもできます。
弁護士によっては、返済期間を10年以上に設定した実績を持つ人もいます。
返済期間を長期に設定してほしい場合には、腕のある弁護士を雇う必要があるでしょう。

任意整理をした後は、カードローンの返済のように、ATMから返済をしたり、インターネットバンキングを利用したりすることはできません。
基本的には、指定口座に銀行振り込みをすることになります。
地方銀行への振込みでは、手数料が高額になることもあります。
なるべく手数料の負担が少ない銀行から振込みをすることが重要になるでしょう。
ネット銀行などでは、「月に3回まで振込み手数料が無料」といったサービスを行っているところもあります。
そういった銀行を利用すれば、負担を減らせます。
振込手数料が500円であるとして、3社に返済をしていたら、毎月1500円もの負担になりますので、手数料はバカにできません。

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