債務整理の相談は弁護士か司法書士どっちがいいの?

債務整理の相談は、弁護士にするのが一般的です。
しかし、司法書士に依頼をしたほうがメリットが大きくなるケースもあります。

認定を受けた司法書士の場合、140万円以下の借金について、代理人となって交渉ができます。
過払い金請求についても、140万円以下ならば、代理人になって請求ができます。
任意整理のケースなら、多くの場合に、司法書士への依頼が可能となるでしょう。

よくある誤解として、「借金の総額が140万円を超えていたら依頼ができない」という誤解があります。
総額が140万円を超えていても、個別の借金が140万円以下ならば、依頼ができます。
例えば、2社から借りていて、それぞれ120万円、140万円なのであれば、対応してもらえます。

消費者金融から120万円、銀行カードローンで150万円を借りているケースなどでは、悩むかもしれません。
消費者金融からの120万円だけを任意整理してもらうのであれば、対応してもらうことができますが、銀行カードローンの150万円についても任意整理をしてもらいたいのであれば、弁護士に依頼をしたほうが良いでしょう。

消費者金融から120万円、自動車ローンが200万円あるというケースでは、消費者金融からの借金だけを任意整理するのがおすすめです。
自動車ローンは金利が低いので、任意整理をして金利をゼロにしてもらってもそれほど大きなメリットはありません。
自動車を担保に入れているケースでは、債務整理をすると自動車が没収されてしまいます。

任意整理では、基本的に3年~5年で返済をしていく和解契約を結びますが、返済期間を長期に設定するほど交渉の難易度が上がります。
長期の返済期間を設定してほしい場合には、経験が豊富で、腕のある専門家を探すことが重要になるでしょう。

料金については、法律事務所によって異なるのでケースバイケースとなります。
着手金が1社あたり2万円~5万円、成功報酬が10%~20%程度というのが相場になっています。
一般的には、司法書士に依頼をしたほうが費用が安くなる傾向があります。
しかし、同じ弁護士でも、法律事務所によって料金が異なっているので、どこの法律事務所に依頼をするかということが重要になるでしょう。

個人再生と自己破産については、地方裁判所の管轄となりますので、弁護士でなければ代理人となることができません。
司法書士でも個人再生や自己破産の書類作成や手続きのサポートをしてくれることがありますが、総合的には弁護士に依頼をしたほうがメリットがあると思われます。
個人再生の場合、裁判所によって個人再生委員の報酬が異なるので、どこの裁判所で個人再生をするかによって、費用が異なってくることにも注意が必要です。

自己破産の場合には、ほとんどのケースで同時廃止になります。
同時廃止になるケースでは、手続きが簡単になるので、司法書士に依頼をするというのも良いかもしれません。
管財事件になる場合には、弁護士に依頼をしたほうが良いでしょう。
少額管財の手続きを利用できることもメリットです。

いずれにしても、まずは債務整理に強い法律事務所に相談をしてみましょう。
メールや電話での相談なら、基本的に無料です。
面談をすると、相談料が1時間あたり5千円~1万円程度がかかります。
しかし、最近では初回のみ相談料が無料だったり、何回相談をしても正式な契約を結ぶまでは無料という法律事務所も増えています。
最初から1つの法律事務所に決めるのではなく、いくつかの法律事務所に相談をしてみましょう。
債務整理には長ければ1年以上かかることもあるので、専門家との相性も重要です。
しっかりとコミュニケーションがとれて、連絡をこまめにしてくれるような専門家なら、安心ができます。

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