借金の怖さ

借金の怖さを把握しておくことは、人生においてなにより大切なことです。
現代は資本主義であり高度な消費社会でもあります。
それだけに金銭が常に求められ、決して足りることがありません。
そうした状況を商機と捉え、あらゆる方法でお金が貸し出そうとする動きが、いたるところに散見されます。
だからこそ、賢明に状況を判断し、毅然とした態度をとり続けなければなりません。
そうしなければ、借金の怖さを我が身で実感することになります。

とはいえ、お金を借りることからは、誰しも逃れられないのも事実です。
クレジットカードは一括払いであっても、債務の1つであることに変わりはありません。
家や車など高額なものは、宝くじでも当たらない限り、現金でまとめて払うことなど、ほぼ不可能です。
そして大半の人は問題なく返済して、上手に利用しています。
だから借金の怖さといっても、いまいち理解できない人も少なくないのです。
しかしそれは、たまたま上手くいっているにすぎません。
運が悪いと、瞬く間に多重債務者への道をたどることになります。

そもそも、お金を借りることは、欲しいものを手に入れることばかりが理由ではありません。
事故や病気で入院したり、近親者の葬儀を執り行ったりという際にも、多額のお金が必要となります。
これは自分では防ぎようのないことも多く、保険金が下りるのだとしても、それまではキャッシングやローンに頼らざるを得ないことも珍しくはないのです。
そうすると、収入は増えない、むしろ減っていくのに、返済だけが増えていくということにもなりかねません。
そのあとに残るのは、乏しくなってしまった生活費だけです。
その中で暮らさなければならないので、生活レベルを大きく落とさなければなりません。
それでも間に合わない、あるいは、レベルを落とすのに耐えられないのであれば、さらにお金を借らざるを得なくなります。
こうして返済と返還のスパイラルに落ち込んでいくのが、多重債務者の傾向となるのです。
まるで蛙が熱湯の中でじわじわと茹でられるように、状況は悪くなる一方です。
こうした人生が刻一刻と追い詰められていく様こそが、借金の怖さを物語るものなのです。

さて、多重債務者となって返済が滞るようになってしまうと、信用機関のブラックリストに掲載されてしまいます。
こうなると、新たにお金を借りることができません。
この際に、ストレスによって判断能力が低下していると、いわゆる闇金融に手を出してしまうようになります。
このような違法に操業している業者は、弱い立場につけこんで、法外な利息でお金を貸し出すのです。
そして、取り立ては壮絶を極めます。
度重なる法改正によって、直接的な暴力は影を潜めたものの、その分陰湿化して、警察も手を出しにくくなっています。
昼夜を問わず電話をかけてきたり、周囲の人間を巻き込んだ嫌がらせを行うなど、人としての尊厳を傷つける行動に出ます。
そうすることによってプレッシャーをかけて、精神的に支配下に置こうとするのが、闇金融の手口です。
債務者の中には言いなりになって、いつの間にか反社会勢力の手下になってしまう人も少なくありません。
こうしてどこまでも道を踏み外していくのが、借金の怖さの最たるものです。

人生を台無しにしないためには、早期に専門家の力を借りて、債務の解決を図ることが一番です。
法律の専門家の中には、闇金融対策に力を入れているところも多く、恐ろしい取り立ても差し止めることが可能です。
借金の怖さから逃れるためには、誰かの助けを借りなくてはいけません。
必要なときには躊躇せず専門家の力を借りて、債務整理をしっかりと行い、生活を立て直していきましょう。

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